バンドサークルでの伴奏(バッキング)の重要性
バンド演奏においての伴奏(バッキング)とは
バンドサークルに入ってセッションなどしていると「バッキング」を担当する場面も出てくるでしょう。
バッキングとはつまり伴奏のことですから、
ボーカルやリードギターに比べると当然印象は地味め。
ですが、「バッキングにこそプレイヤーの音楽的な実力が出る」と言っても過言ではないのです。
なぜなら、バッキングはバンド演奏を組み立てる土台。
音楽がかっこよく仕上がるか否かは、
バッキングパートがその音楽をきちんと把握し、
全体のバランスを見て最適な演奏をできるかどうかにかかっているからです。
バッキングがしっかりしてないと凄く不安になる・・・
— やぱぱ (@yapapaP) March 2, 2009
ふと、思った事。
— 「想」 (@brain8038510) June 19, 2017
Rockでギターが目立つ曲でもイントロのリードフレーズやギターソロは楽曲のごく一部で、それよりもバッキングを弾く比率が圧倒的に多くて、バッキングがしっかりしてないと曲もかっこよくならないし、リードフレーズも活きてこない。
バッキングパートがしっかりしていなければ、
音楽はバラバラで聴いていて辛いものになってしまうでしょう。
バッキングをする際にはドラムのリズムを意識
ギターのバッキングでは、カッティング奏法などで「リズムを刻む」ことが多いと思います。
この時に意識したいのが「ドラムを聞きながら」刻むこと。
音楽のリズムを司るのはドラムです。
ベースやバッキングギターのリズムは、
ドラムが刻むリズムの上にうまく乗っている必要があります。
ドラムと息が合っていないバッキングでは、
ボーカルやリードギターの人は演奏しにくいことこの上ないでしょう。
もちろん、観客も全く音楽に乗ることができません。
ドラムのリズムにきちんと乗って演奏することは、
バッキングをする時の最重要課題といえるでしょう。
バンド演奏に慣れていないうちは自然と自分の演奏ばかりに意識が行っちゃうけど、あくまでもリラックスして全体の演奏、特にドラムに耳を傾ける努力をしてみよう!そのうち色々な楽器に意識が向けられるようになれば、よりバンド演奏が楽しくなるよ!
強弱をしっかりとつける
ドラムと息の合ったバッキングができるようになったら、
次に意識したいことは曲の雰囲気や流れに沿って演奏に「緩急」をつけることです。
最初から最後まで同じボリューム、
同じテンションのバッキングでも、ボーカルはそれに合わせて歌うことはできるかもしれません。
ですが「なんかいまいち乗れない……」とモヤモヤした感じの残るセッションになってしまうでしょう。
余裕があれば、ただリズムを刻むだけではなく、
曲の流れに沿った感情の高まりなどを演奏で自然に表現してあげましょう。
ボーカルやリードギターに、いかに気持ちよくのびのびとプレイさせるか。
そこがバッキングの腕の見せ所なのです。